ガールズガードってナニ?
赤枝恒雄先生 赤枝六本木診療所院長 産婦人科・医学博士

[ガールズガード運動について]
「ガールズガード」というのは、若者が使うコンドームのことです。いままでのコンドームとどこが違うかといえば、それは意識です。

いまや若者の性行動が活発となり、その結果、性感染症が急激に増え、10代の女の子の望まない妊娠もどんどん増えています。
こうなってきた背景には、いままでのコンドームに対して持っていた意識が邪魔になっているのかもしれません。

親の前や学校では持ち歩けない、そして6個とか12個入りでしか買えないということで、結局大事なときに「コンドームがなかった」ということになってしまうのです。 コンドームというと、若い人たちが持っていてはいけないものというイメージがつきまとっていたと思います。

でも、「ガールズガード」はだれもが抵抗感なくもてるようにという願いを込めてつけられた、コンドームの新しい呼び名です。持っていても恥ずかしくない、持ってて当たり前の常備薬のようなものです。だから、もっとファッショナブルで、どこでも手に入れられるようなものであるべきだと思います。そういった意識の変革をするためにも、この「ガールズガード」という新しい名前と考え方が広まってほしいと願っています。もちろん男の子の協力も必要です。
本来、男らしさとか強さというものは、女の子を守るためにあるのではないでしょうか・セックスをするときでも、性感染症や望まない妊娠から女の子を守る、それが男の子に課せられた役割だと思うのです。だから、男の子もちゃんと女の子を守ってほしい。「ガールズガード」という名前にはそんな意味も込められています。

本の中には、とくにセックスについてかなり過激なことも書いてあります。そこまでは書かなくてもという人もいるかもしれませんが、現実問題として、若い人たちのセックスはどんどん過激になっているのです。 正しい知識を持たずに、興味本位で、かなり危険なことをしている子たちもいます。そういう子たちに「やってはいけません」というだけならかんたんですが、それですべてが解決するわけではありません。

そんな子たちには、まずどんな危険性があるかをよく知ってもらいたいのです。そのうえでどうしてもというのであれば最低限の正しい知識を持ってセックスに臨んでもらいたいと思っているのです。

ただ、素敵な恋愛を望むのであれば、嫌なことは嫌といえる、男の子も彼女の望まないことはしない、という関係をつくることが大切だということはわかってほしいのです。
そして、なんとしても女の子をつらい体験から守らなければいけません。そのための必須アイテムが、「ガールズガード」なのです。